もっとこう、落ち着いてちゃんと考えたらいいのにね。

シャドウバースプレイヤーのちょもすさん可哀想。
シャドウバースの大会運営陣のバーカ。バーカ。バーカ。
まあ、シャドウバースやらないんですけどね。



ソシャゲとして今大人気らしいですよ。
シャドウバースをプレイしていて、あるいは気になっている方で、今回の騒動をご存知ない人は、どうぞ「シャドウバース」「ちょもす」で検索してくださいね。こういう会社が運営しているゲームなんだね、というのを知る良い切っ掛けにもなります。あとその大会のネット配信に出ていた有名実況者たちを嫌いになる可能性もありです。




そろそろ年末ですね。
毎年この季節になると紅白歌合戦の出演者をめぐって一波乱ありますね。
そういうのもひっくるめて年の瀬、風物詩。
誰かが言った、大いなるマンネリとは本当にその通りだと思います。
世の中に変わらない物などないし、変化が悪いことだとも思いませんが、それは放っておいても自然の流れで起こる事象が純粋な変化なのであって、「変えよう」とか「変えたい」と思ってもたらす行為には必ず衝突が生まれます。



何故、今このタイミングで和田アキ子さんが落選になるかなー。
あと一回出演すれば、40回という節目になったわけでしょう。
40という数字が節目かどうか、50の方が相応しいけども、キリはいいし。
いいじゃない、40回にしてからでも。
なんでダメだったんだろ。
そもそも落選の理由とか、あんまりはっきり表に出ないし、腑に落ちないですよね。
これまで39回も紅白を盛り上げてくれた人ですよ。
39回って言うと、39年ですよ。39年。
あの人のあのキャラクターですから、好き嫌い分かれるでしょうけども、
それ以上に優先しなきゃいけない人としての義理人情ってあると思います。
今回NHKにはその気概がなかった。
それは決定権を持つ人にないのか、NHKという組織自体になくなったのかは分かりません。
しかし、紅白歌合戦から昭和の大物を切り捨てていく行為は、今の日本ではまだ早過ぎる決断だと思います。
それこそ、あと10年もすればそもそも歌えなくなる人達がごろごろ出て来る事でしょう。
それまで大事に、一曲一曲を大切に歌ってもらって、日本人の年末を「安心感」で包み込んでほしかったなー。
今回こういう決定を下した人って、とても若い人か、若い世代に迎合する性格の人なんだろうなーという気がします。




放っておいても勝手に時代は変わります。
暖房器具も発達し、今はもう、冬場と言えば「炬燵」に「みかん」というセットは古臭いのかもしれません。
しかし、それでもまだ現役で演歌界、歌謡界のトップに君臨しているのは所謂「昭和の大物達」です。
その彼らを見て、私は育ちました。
見ると言っても、子供に演歌は分かりません。
全くもって好きではありませんでした。
それでも尚、子供の頃に聞いた演歌のヒット曲は2,3曲、いやもっと、口ずさむ事ができます。
それは年末の歌謡祭や紅白を家族で見て、テレビと一緒になって歌っていた親の横顔を見て育ったからです。
子供はアイドルを次かまだかと待ち望み、親は演歌を歌い出す。
11時くらいには年越しそばを食べ、紅白が終わると子供は寝る。
親はゆく年くる年を見て年を越す。
それが当たり前だった昭和に子供時代を過ごした私にとって、
今、紅白の顔触れを若返らせる事になんの興味もありません。




一方で、今10代20代の若者にとって、紅白歌合戦にどれほどの関心があるのでしょうか。今の若い世代が、20年前に若かった世代と同様に、大晦日に家族と一緒にテレビを見る、という事を昔と変わらず続けているでしょうか。
インターネットや録画機器が発達し、オンタイムでテレビの前に座らないと見れない番組という物がなくなりました。
友人はもちろん、見知らぬ不特定多数の人間と常時繋がれるようになった今、紅白より楽しい事が一杯あると思います。
40歳手前の私にすらそれくらい理解できます。
であるならば、今も紅白を見続けているのはおそらく40代以上の世代が多くを占めているのではないでしょうか。
40代以上の大人と、小学生くらいまでの子供、そして老人。
この世代がメインの視聴者で、あとはその年に出演するミュージシャンのファンが、出番の時だけ見る、という割合だと思います。
この推測が間違いでないとすれば、紅白に和田アキ子さんを出さない、という決断になんの意味も感じられないのはお分かりいただけると思います。




逆にですよ。
今年NHKと関りを持っていたにも関わらず、出演を辞退するアーティストもいます。
これは、良くないね。
なんだろう。ミュージシャン気取りが過ぎるというかね。
値打ちこくんじゃない、と言いますかね。
もともと、ずっと以前からツアーの日程が組まれていて、他所でカウントダウンライブをやるから無理です、という事なら仕方ないかなーと思いますけどね。
縁と所縁のあるミュージシャンはちゃんと出るべき。
断られたNHK側が不憫です。
ええええ。あんたらが断るのー?と思ったでしょうね。
紅白に出るとか出ないとか、レコ大獲る獲らないで値打ちが変わるような事、ないから。
歌は誰かに届けるものであって、その機会を自ら減らすような行為はただの格好つけに過ぎないと思えて、私は嫌いですね。




ただ、似合う・似合わない、は確かにあると思いますよ。
私なんかのドンピシャ世代だと、今でもXジャパンに紅白は似合わないと思ってしまいます。
西のcolor、東のXとしてビジュアル系から売れはしましたけど、楽曲としてはジャパメタに片足突っ込んでいるので、北島三郎の横に立っていると単純に違和感半端ないですよね。いくら丸くなったとは言え、今でもyoshikiの浮世離れ感は健在ですから。
東京ヤンキースとか、セックスマシンガンズとか、それこそベビーメタルとか、ブレイクするしないに限らず独自の世界で勝負している人は、仮にオファーが来ても「え?紅白?俺らが?出てもいいけど、大丈夫?」って思うでしょうね。
ただ今日本の歌謡界、J−POP界のメジャーシーンを見渡した時、紅白に出ると浮くくらい突き抜けている個性を持った人達ってあんまりいないんですよね。
だからどんどん出たら良いと思いますよ。
年に一回のお祭りですからね。
賑やかしでもなんでも、笑顔で日本の茶の間に手を振って歌ったらいいと、私なんかは思いますけどね。
それを見た今の子供達の記憶に、紅白歌合戦の幸せな思い出が刻まれていくわけですから。
なんかのインタビューで、バンプの藤原さんが「イノッチに名前呼ばれて楽しかった」と言っているのを読んで、なんか私まで嬉しかった。
あんなに研ぎ澄まされた感性で素晴らしい楽曲を作るミュージシャンにも、私と同じように昭和の香り漂う「紅白の特別感」が染み付いているんだなーと思えて、なんだか親近感が沸きました。





ええええーーーっと。
なんの話をしてたんでしたっけ。
そうそう、和田さんが今年は紅白に出ないというお話。
なんだかんだ言って私も紅白見てないんですけどね。
見ていたのは子供の頃だけで、少なくとも10代後半からはまともに見ていないと思います。
しかし今年娘が生まれたので、この子が大きくなって歌とか覚え始めたら、また「昭和の大晦日」に戻って来るのも、良いなーと今から楽しみにしています。
それまではもう少しの間、昭和の大物に頑張ってもらわないと今度は私が全くついていけない事になるので、よろしくお願いします。