夏なので。

軽々しく言えた話ではないのかもしれませんが。
皆さんは…、呪いというものを信じていますか?



…重いな。違う違う、こんなノリじゃないな。
ただ、眉をひそめてそういう言葉を口にしてしまうような、
そんな出来事がありました。
もしくは、起き続けています。



実際にはそこまでオカルトな話ではありませんが、
身の回りで不幸な出来事が続くと、シャレで「呪われてんじゃないの?」
といった具合に笑い飛ばそうとする雰囲気になったことありませんか?
今がまさにその状態なわけです。



これは私の職場での話です。



次々と不幸な出来事が、とは言えそこまで立て続けに起きているわけではないのですが、やはり最近は「またか」と思う事もしばしば。
例えば私は何年か前に腰を壊しました。
職業柄ぎっくり腰は何度も経験していますが、その時はただの歩行、階段の上り下り、衣服を脱ぐなどの簡単な動作で一日の内に何度も衝撃が走り、最終的には痛みと痙攣を同時に発症してその場から一歩も動けず、救急車を呼ぶ嵌めになりました。仰向けになると激痛に襲われレントゲンが撮影出来ない為、そのまま5日間入院しました。
腰椎椎間板症というあやふやな診断で、要するに骨と骨の間にあるクッションがもうないよ、という事でした。このクッションは再生しないし復元できないので、運動して騙しだまし付き合いなさい、との事でした。あれから一日もストレッチを欠かした事はありません。



他には、バイト時代から同じ職場で働いている先輩は、血液の癌に侵され長い間闘病の為休職を余儀なくされました。
今は復帰して元気に働いていますが、現在も通院中です。



そして同じく長年共に働いた同僚が、具体的な事を言うとアレなので書きませんが、傷害事件を起こしてクビになりました。依願退職という体ではありますが、もちろん責任をとっての辞職です。



そんな職場の代表取締役は、自然治癒や日にち薬では回復しない股関節の病にかかり、手術を行いました。



正社員だけに留まりません。
イケメンで名を馳せた若い学生バイトの男の子。
彼はバイクで転倒し、鎖骨と両腕の骨を折って、バイトを辞めて行きました。



今思い出しましたが、何年か前にはなりますが、インド人とお付き合いしていた女性アルバイトは、DV被害にあい、顔を腫らして出勤して来た事もありました。バイトを辞める時まで、その彼とは別れられていなかったように記憶しています。



他には、今年入社したパートさんは、まだ日も浅いうちから車で横転してしばらく長期休暇になりました。
これ全部実話なんですよ。
普通、職場の人間が車で横転します?
しかも同じくその方は、感染する可能性のある腸の病にも倒れ、しばらく休んだ事もありましたっけ。



そして現時点での、学生バイトリーダー格の男の子。
性格も申し分なく、よく働く素敵な好青年。
彼は大学の授業中にゴルフをしていて、自分の打った球が真上に跳ね上がり右目に直撃しました。
なんとか眼球破裂は免れたものの、医者に言わせれば奇跡だったそうです。しかし眼底骨折と水晶体の破損を引き起こし、若くして人口レンズを入れなくてはいけない外傷性白内障を患いました。既に就職も決めており、地方から出て来て来年の春には大都市大阪で奮闘の日々が始まる、未来ある若者は今視界の一部が欠けており、視力も戻っていません。



一体これは、何が起きているのでしょうか。
こんな事、あります?
これが日常というやつなのでしょうか?
これを読んでくださっている皆さんの周辺も、似たようなものなのでしょうか?
決して大きな会社ではないのですが、一体どうなっているのか…。




先月、職場の健康診断がありました。
しかしほんの10日程で返信封筒が届き、「もう結果が出たのかな?」と思い私の名前で来たその封筒を開けた所、
「胃癌の疑い」
とあり、至急再検査を受けなさいという通達でした。
バリウム検査に引っかかっていたのです。
初めて見ました。他人の字で書かれた「胃癌疑い」という文字。
結果、胃カメラで再検査した所、恐らく胃の内壁、ヒダの部分が隆起しているように映ったのだと思いますという所見で、異常は見当たりませんでした。
本当に、生きた心地がしませんでした。
現在闘病中の方も当然たくさんおられる中で、このような発言はよくないと思いますが、もし本当に癌だった場合、とてもこの記事を書けていたとは思えません。



今も、なんとなくモヤモヤは残っています。
次は誰だ?
次は何だ?
そういう不安が、常に職場には漂っているように思うのです。