言葉で遊んで金儲け。

ベッキー…。


彼女も色々と、大変ですね。
長い目で見れば、全部ひっくるめて「ネタ」として笑える日がくるよ、とどこかで楽観視している人間しか周りにいないのでしょうね。
事務所やスタッフや芸人さんの友達とか。
タレントさんてどうも、最後は笑える時がくるというのが解決策だと思っている節があるみたいで、そこに辿り着くまでの禊や誠意などを軽んじてるんじゃなかろうか、と思えてなりません。
本当の解決とは、自分が笑えるかじゃなくて、迷惑をかけた相手が許すかどうかなんですけどね。
今回文春にあてた直筆の手紙がまた炎上の原因となっていますが、炎上する事も織り込み済みだろう、あざとい、と言い放ったオリラジのあっちゃん。彼の言い分は最もだし、なんとなく「手紙?文春に?え?」と違和感を持った人達が「なるほど」と納得する意見でした。
一方では、文春恐し、これ以上叩かれないために、あえて文春側に正直な言葉を渡すことで、これ以上の発展がないように状況を整えた、という見方もあります。最初は文春イケイケモードだったのが、次第に「やりすぎじゃないか」モードになりつつありますからね。
今回の手紙は本当に有効な手だったのかと言えば、難しいですね。
対文春に的を絞った手としては、これ以上ないと思います。
本誌掲載許可を与えた事で、最後にもう一度売り上げに貢献し、これ以上ゲスとは何もないよ、という意思を発信できた。
ただ、どうして我慢出来ないのかな、とも思います。
だって、必要か否かで言ったら、要らないでしょう。今、手紙とか。
実際現時点でベッキーはテレビから消えているわけですし、これ以上のネタを投下しようもんなら、おそらく矛先はベッキーではなく文春に向かうんじゃないか、という事は想像できますし、文春側も薄々感じ取っているはずです。今じゃないよな、と。
何より、もう、ほとんどの人がベッキーに興味ないと思うんですがね。
ベッキーというより、ゲス不倫騒動に。
震災もあり、それどころではない。
手紙の内容が彼女自身の本音かどうかも、本誌に掲載されなければ皆興味を示さない所までようやく沈静化して来たこのタイミングで、なんでまた蒸し返すの?と普通は思いますよね。
よっぽど、出されてはまずいネタがまだ眠っているか、「みんな、ベッキーの事忘れないで!」という気持ちが強いのか。
おそらく前者だとは思いますが、これまでベッキーをあまり好きではなかった人からすれば、後者に思えるでしょうね。
私自身は、一旦忘れ去られてからの方が、復帰して頑張りやすいと思いますがね。
ゲスの奥さんにさえきちんと頭を下げて、けじめをつけて不倫は終わり。
ゲスに騙された形とはいえ不倫は不倫。法に触れる触れないではなく、他人に迷惑をかけたらちゃんと謝罪して償う。
そこさえクリアしたなら、あとはどうでも良いと思います。
問題は、ベッキーが自分一人の意志で動いているように見えない事です。
どうも、事務所を通して、文春を通して、親しい関係者(誰だよ)を通してしか彼女の言葉なり姿なりが見えないことが、もやもやの最大の原因ですよね。
本人は一体今どこにいて何をしているのか。
憔悴しきってるのか、楽しく海外旅行でもしているのか、全然見えてこない。姿を見せない、動きを見せないなら、言葉も出さなきゃいいのに。
却って嘘くさい。どうしたいのかという彼女の本心が見えてこない。
この状況が、ベッキー自身の精一杯なのか、うまく事を運べない事務所のダメさ加減によるものなのか、それすらも分からない。
という事で、…大変ですね、としか言いようがありません。



今回の一連の記事を見ていて「オリラジあっちゃんVS宮迫さん」みたいな内容の物が一番笑いました。
「あざとい」、と言い放ったあっちゃんに対して、「そんなん憶測でしょ、そこまで本人考えてるはずがない、今度会ったらキレてやろうかと」と返しています。こういう所が、仲間内というかジャレ合いというか。
そもそもが、どっちも憶測です。
別に見たいとも思いませんが、どうせテレビでベッキーネタを続けるなら、いい加減彼女の是非の話はやめて、彼女の名前が出るたび顔が出るたび心を痛めるであろうゲスの奥さんに対してもっと配慮しましょう、という方向に持っていく方が好印象だと思うし、波風立たなくて良いと思います。是か非かで言ったら非だし答えは出てるんだから。言い方は厳しいが加害者の事ばかり話さないで被害者事も考えて下さい。
…あ、そうか。波風立てたいんでしたね。
これだから、芸能界というやつは。
あー、でもあれかな。以前この話題が過熱していた時、例の長谷川さんが、一番悪いのは奥さんだ、と仰っていました。ベッキーは騙された側だ。ゲスも悪い。しかしネタをリークしてベッキー叩きを目論んだ奥さんの行為が一番重罪です、と。芸能界でも、やはりこういう意見が蔓延しているのかもしれませんね。みなさん、明日は我が身でしょうから。