まだ家にいるンだぜ

そもそもなぜ新型に掛かったのかと自分なりに分析すると、答えは簡単。8日に大阪へ出かけたからだ、と思うのだ。もちろん仕事で。プライベートではここ数年出かけていない。以前ここでもちらりと書いた、出版社、書店、取次ぎ(卸問屋みたいなモン)が集まる新春の会というものに出席したんだが、これが大変で。新年の挨拶と大商談会が行われたのだが、その前に朝九時から店売営業というのが先んじて開かれた。要は、普段書店が版元に注文して仕入れるような売れ筋商品がワンフロアにどどどーんと積み上げられ、スタートの合図と共に書店員が骨肉の争いを繰り広げながらそれらを奪い合うというもの。地獄。これねえ、毎年恒例なんだけど、本当に商品の山を見て思うのは、「こんだけ揃えられるなら何故普段からしっかり入れてくれないの?」この一言。だって普段の営業時なら、すぐに品切れの返事を返してくるくせに、今目の前にはそれこそ宝の山のように、無造作に積み上げられているのだから。
スタートの合図と共にロープが解かれ、書店員が我先にとフロアに雪崩れ込む。朝一からこれは疲れる。大阪で朝九時ってことは俺たちは地元を7時10分に出てんだ。俺は5時起きしたもの、遅刻するわけにはイカンからと、早めに。
この時点で、朝には出ていなかった咳が、少し出始める。
間を置かず、別のフロアで大商談会。各出版社が小さなブースを所狭しと並べて、開いてる席へ書店員が座って商談を交わす。言うても、版元の営業を名刺配りながら黙って聞いてるだけなんですけどね。これがクセ者。興味ない版元でも、こんな機会でもないと絡む事ないから一応名刺配る目的でさんざん回らないといけない空気になるってこと。この時この場所にいた人間の誰かが、もしくは複数人が、新型ウイルスを持っていたと思われる。まあ、集まった人間は600人くらいいたわけだが…。
唯一楽しかったのは、普段ウチの店に営業に来てくださる版元の方と、こういう場でお目にかかれて挨拶が出来たことかな。
それこそ、すれ違う時に「おおお!」なんてこともしょっちゅうで、喫煙場所や、階段なんかでもあったし、こういう時、少しでも顔を覚えてもらってる店長という立場は嬉しいもんですね。
なんやかんやで、この日は1時半くらいに会は終了した。
このまま仕事に戻るのは嫌だったので、同行した社長には直帰の了解を朝の時点で取っておいて正解だったと胸を撫で下ろす。し、しんどい。胸の中に黒い蜘蛛の巣を張られたような息苦しさ。
とか良いながら、自分へのご褒美として京都駅で豚カツ食って帰りましたけどね。栄養とんなきゃーって言い訳しながら。
けどこの日も寒くて、豚カツ屋「和幸」へ向かう途中なんでこんな所にいるのか、意識が朦朧としていたのを覚えています。(一旦改札を出てビックカメラへ寄った後に向かったので、外を歩いたのもいけなかったね)
その日の晩は疲れた体ながらも、いつも通り職場の同僚とギアーズオンラインプレイしてから寝たのだが、翌日(休日)起きたら、熱が39度ありました、と。
こんな感じで今日につながります。