THE 月イチ!

春が来ましたねえ。だけどまだまだ寒いです、先月末には雪も降りましたし、3月だというのに。妙に暖かかったり肌寒かったり強風が吹き荒れたり雪が降ったり、何を着て出かければいいのか分からない今日この頃、いかがお過ごしですか。
今月末にはKOKIAのコンサート初体験!もう今はそれだけを楽しみに生きてるようなもんです。なんだって初めてはそんなものですよね。
3月31日の朝に、予約注文していたKOKIAのニューアルバム「REAL WORLD」と同時発売の写真集が届いていました。仕事に行く直前その事に気付き、テンションが上がり、却って仕事に行くのが嫌になりましたよ。写真集など滅多に購入しないのですが、このチュニジアを舞台にした写真集はため息が出る程美しい仕上がり。余計なものが一切映り込まない地球の神秘の風景。その中にたたずむKOKIAの姿に涎垂。いや惚れ惚れ。
アルバムを聴きながら風景に溶け込んでゆけるような仕上がりになっているのですが、実際アルバムを購入したのは4月2日のことなので、実はまだあまり聴けていません。しかし、出先から帰る車中で初めて聴いて思ったのが、壮大なコンセプトアルバムだ、という事。ちゃんと聴いたことがないので違っているかもしれないけど、エンヤというアーティストの曲を思い出しました。スケールの大きな音楽。これまでKOKIAの歌というのは、スケールは小さいながらも日常の中にある大切なものを歌ったものが多く、生きていく上で誰もが感じる切なさや強さ、葛藤や喜びなどを広がりのある音と歌声で永遠の曲にしていくのがテーマだった気がします。それが今回はもっともっと大きな、「生きる」という事についての歌が多い、ような気がします。どちらが良いか、という事ではないのですけど、これまでとは違った彼女の感性に触れることが出来ました。ますますコンサート、楽しみです。


映画も相変わらずDVDでですが、見てます。「ダークナイト」「マルコヴィッチの穴「セブン」「AVP2」「アンダーワールド・ビギンズ」「ナイト・オン・ザ・プラネット」「クライモリ」「ディパーテッド」「空気人形」など。もはや古くなった映画がほとんどですが、面白い映画は新旧関係ないですからね。アクション系がやや多いですが、やっぱりココロに残るのは「ナイト・オン・ザ・プラネット」のような人間を描いた作品になりますね。子供の頃から主演の、ウィノナ・ライダーが大好きで、彼女の作品をDVDで見かけるたびに買ってしまいます。もうほとんど揃えたと言って良いでしょう。必ず2度3度見ているはずなんですが、それでもDVDを見つけて持っていない作品だと、つい。それくらい好きな女優さんです。体は小さいながらも演技に力があって、どの作品を見ても、キャラクターは違うのにちゃんと「ウィノナじゃないといけない」キャラクターになっているのが凄いと思います。暗い役も、底抜けに明るい役も、馬鹿な役も、なんでもござれの素晴らしい女性ですよ。ナイト・オン〜は買ったその日に2回見ました。馬鹿です。「クライモリ」は久々血まみれスプラッタ映画見た!という満足感。これはレンタルで見たんですが、ホラー嫌いの彼女を「いや、スーパーハイテンションコメディーだから」と嘘をついて借りてみたんですが、あながち外れではなかった、という…。ホラー映画もここまで突拍子なく人がバンバン死んでいくと、恐怖なんて感じないよね。作られた映画だと分かってみているし、見せ方や背景にこだわる日本の呪い系映画群と違ってインパクト重視だから、視覚的になれてしまうと、笑ってしまう。それでも彼女は開始10分で拒否反応出まくりでしたが。


最近本を読めていないんですよねー。それが少し悲しい。時間ないのもあるし。ちょっと空いた時間があるとゲームやっちゃうんですよ。いい年して、ねえ。とはいえ、新刊で入荷してきた中村安希著「インパラの朝」という紀行モノを即買いして読みました。考えされられる読み物でしたね。考え方がとても自分と近くて、流行の、女一人旅ハチャメチャ珍道中とは似ても似つかない硬派でナイーブな旅の物語でした。例えばボランティアの話。一言でボランティアと言っても、世界の途上国にまつわるボランティアは、各先進国の利権が絡んでいて、純粋な気持ちだけから来るボランティアとはほど遠いこともはっきり書かれているし、それは必ずしも途上国側に喜びを与えているわけではない。そもそも喜びなんて与えるもんではないし、そんな押し付けをしなくても、「途上国」と呼ばれる国の人々は、毎日その暮らしの中で輝く笑顔をもって生きている。一人の旅人の素直で真摯な目線で、彼女は教えてくれました。これから訪れようとする村に、必要だと思われる物資を持って向かう彼女は、自分にルールを作る。もし、自分が邪魔者だと思われていると感じたら、即刻村を出よう、と。良かれと思ってすることが、却って相手を傷つけることもある。それを著者は知っているし、それはボランティアではないし優しさでもないと、分かっている。レジャーとしての旅行ではない、世界を見るための旅。うーん!これは読む価値アリ!です。


ゲームは「アーミーオブツー」「コールオブデューティー」を同時進行でやってます。両方とも続編が出てるんですが、何故か古い方を。シューティングゲーム。好きですねえ。基本TPSが好きなんですが、どういうわけかシューティングイコールFPSが主体?になっているようで、面白そうなゲームに限ってFなので思い切ってチャレンジ。む、難しい!自分のキャラが見えないってすんごい不安。でも楽しい。何やってんでしょうか、いい年して、ねえ。(2回目)


先月号と今月号の「BURRN」にも掲載されている、カナダのTHE AGONISTというメタルバンドは良い!嬢メタル、と今言われている流行?の女性ボーカルのバンドなんですが、久々に本物を新しく引き当てた感じ。ゴシック系のソレならたくさんいるんですが、女だてらに「本気グロウル」「本気ガテラル」「クリーンハイトーン」ボイスをここまでナチュラルに使い分けながら腹の底から吼えまくるアリッサ嬢に乾杯!いや、バックでクリプトプシーのギタリストががっちりプロデュースしているとは言え、メンバー個々の演奏技術が高い!巧い!特にギター、ドラム。このまま行けば怪物と呼ぶに相応しいメタラーに化けそうだ!今でも十分驚愕する程巧いけど!2ndアルバムのキラーチューンである「Thankyou pain」はyoutubeでも聴けるので、気になった方は是非!音質は悪いですが、曲のクオリティとアリッサの可愛さにやられてください。
あとまた最近system of a downを聞き返してます。ボーカル、サージのソロアルバムをとある店で見かけて、思い出して聞き返してみたんですが、やっぱ、やっぱ、やああっぱり、格好エエエエ!!うん、それが言いたかった。


と、こんな所でしょうかね。今月は末に楽しみが待ってますので、頑張ります。