革財布

財布狂。本当は気に入った一つをぼろぼろになるまで使い込んでこそ、なんだろうけどどうもこと財布に関しては目移りが激しい。その時惚れこんで購入しても気づけばネットで検索してウズウズしてたり、出先でショップを覗いてはウズウズしている。運命の赤い糸じゃないが、そういう繋がりを持ったコレだって一品にまだ出会ってないだけなのか?単に飽き性なのか?財布って身の回りの小物ではトップ3に入る必需品だしよく触り、よく使う。なのでそこは惚れたモンをいつも身に着けていたい。今一番気に入っているのは先日ALZUNIで購入したパイソン地のロングウォレット、マット仕上げのチョコ。上の写真ね。すでにオイルを塗りこんであるタイプもあったが経年変化を楽しむ上でなるべく過剰な薬品は避けたかったのと、牛革ほど耐久性ないにも関わらず鱗が立った状態で堂々と並んだお姿にぞっこん。これはしかし扱いとメンテが難しいぞ〜、と思いながら、手に取り、手触りと、その重さと、厚みと、中の仕様を確認しながらどんどんテンションがあがる。長年使い込む条件としては、サドルや一般のオイルレザーなんかとは比べられない位弱いのかもしれないけど、最悪鱗が取れたって(取れはしないだろうけど)、傷モノになったとしても、この風貌と色は俺を射止めちゃったんだから仕方ない。可愛がろう。
今はまだなんのオイルも塗ってないし、コンチョも買ったままのただのボタンだけど、ここから自分用に仕上げていく。毎日優しく手で撫で、少しずつ手のひらの油をしみこませていく。気が遠くなる。けどそれが良い。なんとか立っていた鱗が最近寝てき始めたところです。
何ヶ月か経った時、上の写真と比べて見るのが楽しみ。