「言葉を残そう」

ブログ版非公開

保育園待機児童問題について思う事。

流行りに乗っかるみたいで今更分かり切った事をくどくど述べて行くのも気乗りしないのですが、置かれた立場を鑑みるに、少し先の話だけど無関係ではないので、思う事を書き残しておきたいと思います。


保育園に落ちた母親が匿名でブログに「日本死ね」と書いて問題になった話。色々賛否ありますが何より、言葉遣いうんぬんで切り捨てる奴らは一体何なの?と思いますね。一見馬鹿っぽく見える国に対する暴言も、一歩引いて見てみれば、
「こうやって暴言吐くことで世間の注目を浴びれば少しでもこの状況を打開出来るかもしれない」
と考えた上での「チョイスしたワード」なのかもしれない、とか思わないのかな。
ネットニュースを読んでいるだけのなので、全ての事柄が嘘か本当か分からないけれど、何人かの著名人がこの「言葉の選択がおかしい」を標的に切って捨てていますね。擁護派の人間ですら、「言葉の選び方は間違っているかもしれませんが…」と前置きしてから「しかしですね」と言い返す。
いや、もうそういう言葉遊びはいりませんよ。


石原さんも堺屋さんも渡辺さんも津川さんも坂上さんも、不快だと言いながらも結局耳を貸してるわけじゃない。そこが重要だと思うんですけど、そこに気づいた上で尚「でもやっぱり言葉遣いが不快だ」「日本嫌なら韓国でも行け」「イスラム国へ行け」とか…。
この国の大人も本当にレベルが低いな。不快な言葉に不快な言葉で返すとか、子供の「真似すんな」「真似すんなよ」と同じです。
ましてやこの国のトップに至っては、「匿名だからほんとのとこ確認できないし知らんわ」と来た。どこまで本心かわかりませんが、そういう趣旨の発言をしています。あくまで、そう言っておかないと今後匿名の発言について一つ一つ返答しないといけなくなるから、というフォローが別のタレントさんからなされていましたが、もしそうなら「そう言えよ」としか思わないですよね。呆れます。


「本件の核心はあくまで待機児童に対する施設不足と、保育士への受給の低さと過酷さからくる就職率の低さと離職率の高さを国民に訴えかける大変重要な意味を持っており、言葉遣いうんぬんでスキャンダラスに報道されて終わって良い内容ではないと十二分に把握しております。しかしながら、ネット上における匿名性を保ったままの発言という物は、事の本質を問いただす上で、生きた人間の熱意や血の通った言葉をそのまま相手に伝えるという事を難くしているのだという事も、また事実であります」


ぐらいの事自分で考えて言え!1分もかかりませんよ、これ言うのに。


更に今日もネットニュースで、タレントのフィフィさんがツイートしてる内容見て萎えた。彼女も母親であり、待機児童に悩んだ身であるとしながらも、この「日本死ねの人たち」は、千葉県市川市での保育園開設中止問題に対しては声を上げないんですかー?と吹っ掛けている。
面倒なのでリンク貼りませんけど、凄いな、と思います。
マジか、と思います。
よく知りもしないで言うと怒られる可能性あるんで言いたくないですけど、その、フィフィさんの言う「日本死ねの人たち」?、暇ではないと思うんですよね?
最終的な目標は、国その物が、待機児童に対してもっと本腰入れて欲しいとか、施設開設や保育士に対する賃金はどこから引っ張ってこようかな、とか具体的な解決に向けて動いてくれることだと思うんですが、ひとまず日本死ねの人って、いっぱいいっぱいだと思うんですよね。
世の中のママさんほとんど、いっぱいいっぱいだと思います。正しくはないかもしれないけど、「とりあえず自分の子なんとかして」「自分たちの生活を改善したい」という気持ちがあると思うんです。みんなが公平になればいいと思う気持ちとは別に、自分達家族が生きていかなきゃいけない現実があるから。生活も、精神的にも、いっぱいいっぱいでしょう。
だから、どこかの県でもまた、保育園開設断念だってね、という話を聞いたとして、「よーしまたここらで一声上げたろかいー!」という元気のある人とは限らないじゃないですか。働いてるだろうし。そこに対して声を上げないと、あなたの気持ちは偽物です、ただ政権叩きしたいだけです、シールズとおんなじです、という決めつけは、暴力に近いと思います。
またこうも言っています。

「保育園落ちた日本死ねが女性の声みたいに報道されるのは、シールズを若者の代表って報道するのと同じくらい不快」

え、なんで??シールズが若者代表と言われてるか知りませんし言われてないと思いますけど、日本死ねの意見て世の待機児童に悩むママさんたちの本心ですよね。「日本に死んでほしい、滅びて欲しい」が本当の声じゃなくて、「この状態をなんとかしてくれよ、という気持ちを広めるにはこんくらい言わないと駄目なんじゃないかな」だと思うんです。その気持ちと現実に、国はもっと積極的に向かいあってほしいし、解決しようと思ってほしいです。
タレントさんの名前を出して、こんなこと言ってる、こんな反応してる、というワイドショーネタで終わってほしくないと思います。


本当はこの待機児童に対してもっと突っ込んだ話をしたかったのですが、
それ以前の話しかできませんでした。
また機会があれば、自分なりの意見を書いていきたいと思います。



:追記


また見つけたこんな事言ってる人。
石井孝明さんて方。
http://agora-web.jp/archives/1671910.html


「この文章を読んでみた。同情はする。しかし物書きの端くれである私から見ると幼稚な文章だ。「死ね」「子ども生むのなんかいねーよ」「税金使ってんじゃねーよ」という感情的な言葉の羅列だ。どこに共感すればいいのだろう。そして何も学ぶものがない。もちろんブログに個人的な感情を吐露するのは表現の自由であり、変に騒ぐ周囲の人々が問題だ。」

いやいや、全部です全部。全部ちゃんと読んでちゃんと共感してちゃんと問題視してくださいよ。言葉がチープだからダメだってあんたそりゃただの差別だろう。例えば中卒のヤンキーは社会問題に口出しちゃ駄目なんですか? 懇切丁寧にキレイな言葉を並べないと何も学び取れないなんて、大した物書きだな!
同情はする。しかしどこに共感すればいいのだろう。…ってあなたこそ感情的に書いてるからこんな矛盾した意見になるんだよ。
ですがこのお方はその後ちゃんと、きちんと、記事を書いていらっしゃいます。
一つの意見として拝読しました。
なるほどな、と思う部分もあります。

「国にできることには限界があるし、まず人になんとかしろと言う前に、自分をもっと改めなさいよ。子供産む前にあらかた予想では来たでしょう。子育ては大変だしそれは分かってる。しかし国に牙を突き立てる前に、あなたの周りには家族や地域行政や自治体があるはずで、まずそことちゃんと折り合いをつけなさい。勤務体制に至っては会社と話ししなさい。なんでもかんでも国が悪いとか言ってると子供にも良い影響ないよ。自立して自分たちで解決できる方法を模索していく事の方が、国になんか言うより早いよ」
という話です。もっときちんとした言葉遣いですが、そのように聞こえました。つまり、予算措置を決めるのは国だけど、そのお金どう使うかは自治体ごとに違うから、保育園足りない、イコール国に牙をむく、というのは矛先が違いますよ、という事です。なるほどね。確かにそうです。
でもね、そんな事関係ないです。
問題提起ですから。
もしかしたら、日本死ねさんも、知らなかったかもしれない。
けど彼女がブログで書いたことにより、こうして石井さんが記事にして教えてくれた。
そこが大事、これが大事なんです。
感情的感情的言うけれど、まず感情があって、行動ですよね。
これから色々考えて、やれることを探して動いていけばいいんです。
そういう話を、感情的だからダメ、文章拙いから嫌い、匿名だから嘘だねー、とか言わずに、向き合ってくれる人がたくさん出てきてくれると良いのですが。