genre killer music vol.2 -ハードロック編 ①-

「ハードロックとはなんぞや? なんだいその質問は。どうせあれでしょーよ、ひとにさんざん御託並べさせといてブッブーとかフリップ出して笑い者にしようって企画だろ?騙されませんよあーた、そんなもんにオイラもう…。違う?本気で?本域で答えりゃいいのかい?そりゃあーた、ハードロ…」

ブッブー。と、無意味に架空インタビューを受けて大泉洋風に…しつこいですね。もうしません。
というわけで、前回、各ジャンルを掘り下げてーとお伝えしました通り、今回はハードロックを焦点を当ててお送りしたいと思うわけです。しかし、冒頭での無邪気な大泉洋風コントには、実はあながち無意味ではない台詞が含まれておりまして、その実、「ハードロック」ってどのバンドを言うか、どこからどこまでがハードロックなのか、という定義が実に曖昧なわけです。
wikiを参照していただければお分かりの通り、時代によって呼び名が変わって、HR/HMなんて一緒くたな書き方が巷に溢れていますよね。主にBURRNやライナーノーツなんかに。
ブルースを基調とする激しいロックを指す。
いや分からん。ブルースを基調というのも、誰比較なんだと。確かに80年代多くのハードロックバンドは何故か売れてしばらくすると、自分達のルーツを探し求め、そこれこブルースに傾倒していったバンドも多い。一時期大好きだったCinderella(シンデレラ)なんかもそうですよね。これ逆パターンですけどね。とはいえ、律儀にもwikiを隅々まで読んだ方は、ある程度形式的な定義があることは理解していただけるでしょうし、それなりに似通ったサンウンドの形があるようです。
ただね、どうでもいいんですよ。そんなこと。耳で、目で、感じて、好き者の皆さんは理解しているんですから。
なので小難しい定義なんかは放り投げて、とどめをさします。
「70年代後半から80年代に登場してきて売れたバンドは大体ハードロック」
これでよくないですか?大体ってとこと、バンドってとこが味噌です。この一文で8割一致すると思います。BON JOVI、Mötley Crüe、DEEP PURPLE、IRON MAIDEN、AEROSMITH、UDO、Yngwie Malmsteen、HEART、Cinderella、Kingdom Come、Tesla、Guns N' Roses、White Lion、etc…(←ちなみに全部CD持ってます、さすがに各バンドコンプではないけど)、AC/DCは大御所、MOTORHEADも大御所。所謂MTV世代は皆ハードロックです。ここに断言。
その後も良いバンドたくさんいますよ〜。
SKID ROWFAIR WARNING、X(TEN)、Queensrÿche(プログレメタルと呼ばれても)、Pink Cream 69、などなど、後続はあとを絶たない。が。

個人的に、初めて買った洋楽CDはMEGADETH『Killing Is My Business... And Business Is Good!』なわけですが、ことハードロックという括りで言うなれば、最も嵌ったバンドは、DEF LEPPARDです。
ハードロック、HRというジャンルは今も昔も数限りないバンドが世界中に存在しますが、好き嫌いは別にして、このバンドはスゴイ!というランキングを作って「まあ彼らなら仕方ないね」という結果を得られるのは、BON JOVIか、彼らレップスしかいないと思います。
売れたから好きだ、というワケでは全然ありませんが、4歳下の彼女ですら名前を知ってるくらいですから、音楽好きの認知度は相当高い。

改めて彼らのココがスゴイ!を箇条書きにすると、
・歴史がスゴイ!
・愛される花形がスゴイ!
・曲がスゴイ!
・ボーカルがスゴイ!
・コーラスがスゴイ!
・実績がスゴイ!
という所でしょうか。
自分の中では、HRイコール、DEF LEPPARD、と変換されてしまうくらい、彼らが好きです。彼ら以上のハードロックバンドはもうこの先現れないと思います。何故なら上記を見てお分かりの通り、一通り全部やっちゃってるからです。

大分前置きが長かったですが、長すぎたので、次回、思う存分DEF LEPPARDの魅力についてお送りいたします。