聞いてたよりも。

ご無沙汰でした。
大変です。式場選びとか段取りとか。
ようやく日取りと場所が決まりまして。
11月の3日に、京都市内でやります。お近くの方は是非。
違う違う。
でもびっくりしましたね、何がって、お金。どんだけ掛かるんよ結婚式って。いや挙式自体は高くないんですけど、明細見ながら「ここはあーして、そこはこーして」って一つ一つ積み重ねてくと何百万て金額になる。ゾっとしたね。
もともとは2人とも「式、なくていいーよね」的な話を以前からしてたわけです。ただ自分の友人など、特に女性の話を聞くとやっぱり「少なくともドレスは着せたげて」「写真くらいは撮るべき」という意見が多くて。女の子が主役、というイメージもあるし、そこは男として、喜ぶ顔が見たいというのもあって、きっかけはあちらのご両親ですけども、「じゃあいっちょやりますか!」となったわけなんです。
しかーし、いざやると決まれば女は怖い。そーなんよね、なんか目の輝きが変わったもんね。普段無駄遣いには厳しい彼女が身を乗り出して「ここはもうちょっとこうしたい、いや、そこは譲れない」と前かがみ。前のめり。
ま、いいんだけどね、結局、お金の話は。使うもんだし、素敵な事に使うんだから。
ただねえ、貧乏なんですよ。正直。自分が浪費家っつーのもあるんですが、それ以前に家に金がない。
結婚ってばやっぱ両家の繋がりでもあるわけで、そこはお互いの親も費用を工面してくれたりする。自分達だけでは出せない金額になっちゃってっるからねえ。だけどもうちの家にはお金がない。まじでない。全然ない。笑えないよね。うん、情けない、というより、申し訳ない。確かに理由はあるんよ。両親離婚してるから、その父親の借金を返してた、とか、家のリフォームのローンがきつきつだ、とかね。俺自身今は家のローンを払ってるのでほとんど貯金なんてないし。でもそんな言い訳をしたところで悲しくなるだけだし、こちらはただ頭を下げるしかない。なんか切ないねえ、金がないって。
プラス。
実は、ここで言うのは初めてかな?どうだろ。
俺もバツイチなんですよね。別れた嫁のとこには息子もいたりして。
こうやって書くとよくこんな男に結婚許してもらえたな〜。
感謝だね。
あちらのご両親にも、「その事に関してはどうでもいいです」と言っていただいて、なんとかクリアできたのでホッとした矢先。
ええ、結婚式なのです。
つまり以前俺は一度友人・知人・仕事先に祝っていただいたことがあるわけで。
同じテンションで「結婚しま〜すイエ〜イ!」とはいかないんですよね。相手が違うのでめでたい事には変わりありませんが、事後報告じゃなく、頼んで式に来てもらわないといけない。じゃないと、俺呼ぶ人いなくなっちゃうからね。
これは自分の中でかなり葛藤がありました。てか今でもありまくりです。ただでさえ、離婚して、祝ってくだすった方には申し訳ないのに、「もっかい結婚します。式をやるので来てね」という意味の言葉をどう伝えたらよいのか?
まだ会社にも言ってません…。
10年来の友人には、伝えました。
喜んでくれる人、式の出席に難色をしめす人。
色々いましたね。祝儀とか金銭的な事はどうでもいいけど、「こちらが祝ったその気持ちを返して」と言われました。言葉で書くと辛らつで、実際電話で言われた時もかなり堪えましたけどね、その意味は凄い分かる。最初の結婚のとき、本気で喜んで、祝ってくれたんだと思う。それをこちらの都合で離婚して、また結婚しますって言われてもな、とね。
その人は俺の心の師匠とも呼べる人で、とてもしっかりした人。パンクでロックで、だけど芯の太い、地に足のついた男。
「お前の式には出たことないから、まあ、今回はええけど、本来は離婚した奴の式には二度と出ん主義なんよ。うちの嫁なんか祝いすらせん、言うとるしな」
前回は式自体してませんけどね…。こういう事をズバッと言ってくれる骨太な人です。こちらとしては、祝いとかどうでもいいので、とにかく見て欲しい。見守って欲しい。その一心です。


すったもんだで色々、ちまちま、ゆっくりゆっくり、事態は前向きに進んでおります。だけどね、凄いんですよ。ここで書いちゃうと無かった話になった時辛いので書かないですけど、もし実現したら、「え?お前何者なの?」という話になるような、夢の企画進行中なので、気合入れて頑張ります。
では!また!