最後の泣き言にします

昨日の日記読み返して。もう消したいくらい不遜で不謹慎で「お前何様なんだ」な言葉を一杯並べてるけど、上手く表現出来ないだけでその「気持ち」というのは自分自身が一番理解してるから(そらそうだ)、このままにしておきます。

ショックから立ち直るとか立ち直らないの問題じゃないので、しばらく不安定な心境は続くと思うのだけれど、それをずっとここで書いていくのは辛いので、今回で最後。

今日は仕事がお休みだったので出かけて来たわけですが、昨日と今日の変化が何もない事が何か切ない。カオリちゃんとはライブで御姿を生で見たことがある程度で、喋った事はないしこの先一生なかったんだろうけど、それでも彼女がこの世界にいるといないとでは全然違う、そう思うおセンチな、オトメな部分がどこかにあって。
だけど何も変わらないんだな。
車は走るし、若者はチャリンコこいでるし、空は綺麗だし、夏は暑いし、タバコは美味い、コーヒーも美味い、CDは変わらない歌を歌い続ける。
彼女がいなくなっても、そのままこの自分の生きる世界は続いていくし、劇的に何かが変わることもない。変わった人も一杯いるだろう。しかし少なくとも自分の周囲は何事もなかったように時間を運んで行く。どれだけ自分がミュージシャン・川村カオリを好きでいても、その事と、彼女の死は何も関わりがなかったのかな。
今日は夕暮れ時の空がとても赤くて、めちゃくちゃ綺麗だった。ブログで彼女は良く風景の写真をアップしていて、こんな綺麗な空を見たならきっと、記事にしただろうな。そんな風に脇見運転しながら思いました。

もう彼女は煙草を吸う事も、酒を飲む事も、歌う事も、演じる事もなくなったけど、悲しみ一杯のはずの俺は、煙草を吸って、現実を乗せて車を走らせる事が出来る。
頑張って生きよう。
頑張って働こう。
頑張って人を愛そう。
やりたいこと一杯やろう。
それは川村カオリの為にでも、彼女の代わりにでもなく、自分の為に。

死んだらほんまに終わりなんやなー。
彼女の残したものはとても大きいしたくさんあるけど、それはもう増えない。
あー、くそー、辛いなー。悲しい。悲しすぎるやろ。
それでも、俺は生きてるんやな。
頑張ろう。
毎日頑張ろう。