遊ぶに限る

連休終了。毎年、季節の恒例行事になっている、春のお花見、夏の日本海、夏の終わりの花火大会in地元以外、秋の梨狩り、冬の温泉旅行。季節を楽しみつつ自分も楽しむ実におっさん臭い遊び。もとい大人らしい落ち着いた遊び。今回は来月に思い通り連休を取る自信がなかったので、一ヶ月早めて「夏の日本海編」ということで鳥取に行って来た。
いつもは人込みを避けて、第2海水浴場の波打ち際でボーっとしたり写真を撮ったりするだけなんですが、今回思い切って、鳥取砂丘と聞いてみんなが思い浮かべるあの大砂漠地帯に。つーか車で行くと駐車場代410円かかるんですよね、無駄に。本当は暑いの嫌いなんでわざわざ蒸されるために行くのはヤだったんですが思い出作りにはお金がかかるもんなんです。駱駝や馬には目もくれず、砂漠地帯横断に狙いを定める。入口から入ってすぐ、眼前には砂漠、その向こうに海岸線。擂鉢状の底までいったんおりて、更に向こう側のてっぺんまで歩いて上っていく。ちなみに麓から頂上を見上げると、空が見えます。どんだけ急なんだこの坂は。心臓が潰れそうに痛い。暑い、痛い、暑い、足がつる、腰が痛い、暑い、汗が止まらない、暑い。でも楽しい。30分くらいかけて横断し、頂上から海原を見下ろし、絶景に癒されることわずか3分。短っ。速攻帰る。いやはや帰りもまたしんどい。ただひたすら梨ソフトを食べたくて、ただそれだけのために足を前に運ぶ。お目当ての梨を練りこんだソフトクリームに舌鼓をうち、晩飯を食いに湖山へ。飲食店がずらりと並んだ通りがあるので、何を食おうかめちゃくちゃ悩んで結局焼肉、サカイ。値段の割りにサービスもよろしくて、満足。
鳥取のいい所は、まず地元からすんげー遠い事。車で下道を走ると4時間弱。連休じゃなきゃ行く気になれないほど遠い。車の運転が好きなのであえてここは下道で。道中に点在する道の駅にもお気に入りの場所があり、ふらりと休憩に立ち寄って天ざるなんぞ食してみたり。グレイトな音楽、巧いコーヒー、んで煙草。彼女を横にのっけて、これで晴れてれば最高だったんですが、曇り。まあ暑がりの自分達には丁度良い気候でしたけど。そしてこれは個人的な意見ですが、太平洋より日本海のほうが好きなんです。あの夏なのにどこか暗い寂しい感じが。今回も満喫して帰ってきました。職場に訪れる出版社の営業さんに聞いた「灯台」は今回時間がなくて逃したので、またそれは秋にでも。