コミュニケーション以下のエロ

茜新社刊「Gad Sfortunato」basso
オノナツメです。バッキバキのゲイ漫画なのになんで読んでてこんなに心地良いのか。求めてるものが違うんだろうな。ゲイエロスが描きたくて描いてる以上に、それを一つのキーワードにした人の生き様を描くのが好きなんだろう。これまでのbasso作品に共通してる。だからエロさはないし、スッキリした仕上がりに出来る。人間模様を読ませる漫画が好物で、絵が一流となれば心地良いのは当たり前か。しかしこの人一体何種類の絵を持ってるんだろ。リストランテもさらい屋もnot simpleもbassoも全然違うもんな。絵だけで選べばbassoだけど、話はnot simpleが一番好きだ。
ガッド格好良いな。こういう姿形に生まれたかった。
でもってこの方意外と多作だ。珍しい作家さんだ。