散財か、等価交換か

今日は今日で暑いし!何のつもり!?

小学館「殺手①」木村直己著。
最近思うのは、段々自分の中で小説と漫画の境が曖昧になってきてるなと。昔はなんとなしに、漫画は漫画の良さがあって、小説には小説の良さがあって、と別物として考えてたと思うんですが、最近これといった違いがないように思えてきてる。絵柄によって漫画の好き嫌いがあるように、文体や文章表現の重さ・軽さによって小説の好き嫌いがある。ともに物語やそれを吸収する形が似通って来て、漫画に小説的を求めていたりする。そういう気分で手に取ったのが、この「殺手」。巧いわー、木村直己。話の内容も、満州の王道楽土を求める男達の夢、という好みのタイプ。以前「龍」が好きだったように、この路線にはどうも弱い。まあ、それも描いてる人によるんですけどね。
小学館「DOG ROW」武論尊×上條淳士著。
いやいやいや、これはなんてーの。完全に道楽買いになってしまった。はっきり言う。面白くもなんともない。上條センセが描いてなかったら絶対買わない。「TO-Y」はいまだに大好きな作品で、めちゃめちゃ影響されたし、ネームのセンス、台詞回し、全部最高だった。今読んでも全然面白い。大事な宝物。そんなセンセだから、飛びついて買った。この人の新作が出る事自体奇跡だし。それにしたってさ。同時に買った「殺手」が良すぎるってのもあるかもしれんけど、いやいやいやこれはないよー、申し訳ないですけど。ホントに北斗の拳書いた人なの?ホントにTO-Y描いた人なの?「SEX」「8エイト」描いた人なのー!?真似て誰か新人が描いたんじゃないの?それくらい残念。
●新潮社「空のオルゴール」中島らも著。
まだ読んでないけど、評価高くないけど、どーでもいい。こればっかりは、らもだからいい。それだけでいい。
●新潮社「スープオペラ」阿川佐和子著。
仕事中にインダビュー記事読んでね、興味を持った作品。どうせならハードカバーで欲しかったけど、先日も書いた応募券ありきで買ったもので、文庫です。じっくり読もう。…じっくり読もう、と思って買い溜めしてる未読の小説が軽く20冊以上あるので感想書ける日がくるか未定。予定は未定。